【独学】コート・ド・ボーヌ地区 ソムリエ試験対策

ソムリエ試験対策

コート・ド・ボーヌ地区では、高級赤ワインならびに世界的な名声を誇るエレガントでフィネス豊かな白ワインを産出しています

ブルゴーニュ地方のAOCは、グラン・クリュをAOCの頂点とし、その下にプルミエ・クリュと続き、畑名、村名と続くピラミッド型になっています

各村にあるグラン・クリュは重要ポイントですので、しっかり押さえていきましょう

コート・ド・ボーヌ地区の村は北側から

ラドワ・セリニ

ペルナン・ヴェルジュレス

アロースコルトン

サヴィニ・レ・ボーヌ

ショレイ・レ・ボーヌ

ボーヌ

ポマール

ヴォルネイ

モンテリー

オーセイ・デュレス

サン・ロマン

ムルソー

ブラニィ

サン・トーバン

ピュリニー・モンラッシェ

シャサーニュ・モンラッシェ

サントネー

マランジュ

の18の村があります

【コート・ド・ボーヌ地区 コルトンの丘】

ラドワ・セリニ、ペルナン・ヴェルジュレス、アロースコルトンの3つの村に面しているコルトンの丘があります

コルトンの丘は標高388メートルの小高いマッシュルームのような丘で

赤ワインで有名なグランクリュ・コルトン

白ワインで有名なグランクリュ・コルトン・シャルルマーニュをうみます

コルトンは、コート・ド・ボーヌ地区で唯一認められている赤のグラン・クリュです

コルトンの生産は大半が赤ですが、白もグラン・クリュに認められています

ただし、ペルナン・ヴェルジュレスのコルトンは赤のみで認められています

コルトン・シャルルマーニュはモンラッシェに並ぶ世界最高峰の白ワインと評価されています

神聖ローマ帝国のカール大帝が、この地のブドウ畑を所有していたことが名前の由来となっています

(カールはドイツ語で、フランス語読みではシャルルマーニュ)

【コート・ド・ボーヌ地区の村】

ポマールと名のれるのは赤ワインだけです

比較的繊細さや果実味が売りのコート・ド・ボーヌの赤ワインの中では特異で、骨太でフルボディのワインが生まれます

ボーヌからヴォルネイのワインは、昔は「ボーヌのワイン」と一括りにされることも多い場所でしたが、ポマールだけは「ポマール」という村の名前で通っていました

サヴィニ・レ・ボーヌ、ショレイ・レ・ボーヌは赤白の生産があり

ポマール、ヴォルネイは赤のみの生産です

モンテリーではフルーティーで軽やかかつ繊細な赤ワインが生れます

一方オーセイ・デュレスでは頑丈で力強い赤ワインが生まれます

モンテリー、オーセイ・デュレス、サン・ロマンは赤白の生産があります

ブラニーで白を造ると、その位置する区画によって、ムルソーかピュリニー・モンラッシェになります

ブラニーは、いわゆる集落の名前のようなもので、

行政区としてはムルソー村とピュリニー・モンラッシェ村にまたがっています

サン・トーバンは赤白の生産があります

全体の畑が236ヘクタールなのに対し、実に3分の2にあたる160ヘクタールがプルミエ・クリュに認定されています

【コート・ド・ボーヌ地区 ムルソー村】

ムルソーは白ワインで有名ですが、わずかに赤ワインの生産もあります

白ワインは深さのある香りにとろみのある口当たりが特徴で、熟成により深いコクを持つようになり、その味わいは多くのファンを虜にしています

白ワインの名産地としてブルゴーニュでも3本の指に入るムルソーにはグラン・クリュがありません

その理由は、原産地統制法(1935年)が制定された当時、高い税金がかけられることを嫌った栽培者達がグラン・クリュの格付けを拒否したからだと言われています

AOCブラニーとしての販売が許されているのは赤のみ

【コート・ド・ボーヌ地区 ピュリニー・モンラッシェ村】

世界最高峰の白ワインと称賛され、白ワインの頂点に君臨するピュリニー・モンラッシェ

名声とはかけ離れて、その名前は「はげ山」という意味だそうです

かつてこの地域一帯は、ぶどう以外何も生育しない石灰分の多い土地であったということから、「はげ山」という名前がつきました

ピュリニー・モンラッシェ村には4つのグラン・クリュがあります

シュヴァリエ・モンラッシェ

モンラッシェ

バタール・モンラッシェ

ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェ

【コート・ド・ボーヌ地区 シャサーニュ・モンラッシェ村】

シャサーニュ・モンラッシェは、ピンと張りつめた端正な味わいが特徴のピュリニー・モンラッシェに対して、豊満で柔らかく優しい味わいが魅力です

シャサーニュ・モンラッシェ村には3つのグラン・クリュがあります

モンラッシェ

バタール・モンラッシェ

クリオ・バタール・モンラッシェ

モンラッシェとバタール・モンラッシェはそれぞれの村にまたがっています

コート・ド・ボーヌ地区は、コルトン・シャルルマーニュ、モンラッシェ、ムルソーなど、白ワインの名声が特に名高いです

一方、コルトンやポマール、ヴォルネイなどエレガントな赤ワインも忘れてはいけません

地区全体でわずか全長25㎞のエリアにここまで世界を代表するワインを作る畑が広がっています

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